4月5月は激務な私(たち)は毎年5月末～6月にかけて自然に触れたくなります。
今年は温泉でゆっくりしたい！ということで東京から公共交通機関を利用し2時間程度で訪れることのできる温泉地を探しました。
コロナ禍を経て外国人観光客が急増しているためか、箱根や草津といった超有名どころは空室が少ないうえに割高感が否めない。
そんな中たまたまおすすめに表示された千葉県南房総の「旬彩の宿 緑水亭」が私たちの希望にぴったりだったため宿泊することに決めました。
温泉もお料理も大満足、のんびりした時間を過ごすことができ、また訪れたい！と思えたお宿「旬彩の宿 緑水亭」を紹介します。
＜旅行時期：2023年6月＞
「旬彩の宿 緑水亭」への行き方
「旬彩の宿 緑水亭」の最寄り駅は外房線安房小湊(あわこみなと)駅です。東京駅から高速バスかJRで向かうことが出来ます。
バスは本数が少なくあまり時間が良くなかったのでJRの房総特急「わかしお」で向かいました。
特急券は事前にえきねっとで購入することをお勧めします！チケットレス割引を利用すると券売機で購入するより35%お得に乗車できました。交通系ICとの紐づけは不要なのでインターネットで座席を指定するだけでOK。あとはいつも通り交通系ICを使ってJRに乗るだけです。
わかしおは京葉線の在来線ホームと同じところから出発します。ディズニーランドに行くときに使う場所ですね。そうです。他のJRからかなり離れているところです。時間に余裕をもって向かいましょう。
13時発のわかしお9号に乗車。びゅんびゅん飛ばしていきます。速いからか結構揺れます。普段乗り物酔いはまったくしない私が酔う寸前でした。乗り物酔いされやすい方は事前に薬を飲んでおくといいかもしれないです。
14時42分、安房小湊駅につきました。ここも千葉なんだ…と思うほどのどかな駅です。
事前に電車の時刻を伝えていたので宿の方が車で迎えに来てくださりました。私たちの他にとご夫婦1組がいらっしゃいました。5分かからない程度で到着です。
アメニティと設備が充実した緑水亭本館 檜風呂付和室
到着後そのままお部屋に案内いただきました。
チェックインの手続きもお部屋で行います。書類に必要事項を記入している間に冷たい緑茶とずんだ餅をご用意いただきました。これが美味しい。
手続きを終えると夜ご飯の時間(18時または18時半)、夜ご飯の選べるメイン料理の選択、翌朝のご飯の時間(8時または8時半)を決めます。
ご飯の時間はどちらも早いほうと即決でしたが、メイン料理は悩む…伊勢海老、鮑、和牛から一つ選びます。ひとりでも伊勢海老の活造りを選べば朝食のお味噌汁が伊勢海老のお出汁を使ったものになると教えていただいてからは早かった！
伊勢海老の活造りとお肉を食べたい気分が2人で一致したので和牛を選びました。
お部屋の紹介です。離れの別邸が人気のようですが、私たちは本館の「檜風呂付き和室」に宿泊しました。
アメニティの量がすごい。男性ものがここまで充実しているお宿は初めてです。
ウォーターサーバーがどんと置かれているのも初めて。
大きなテレビにDVDプレーヤーも設置されています。さらにFireTVまで！！！
ぬるめの大浴場と充実した休憩処
大浴場は2か所あります。入れ替え制で翌日もう一つのお風呂に入ることが出来ます。
温泉はかなりぬるめ。熱いお風呂が苦手な私にはぴったりでした！気持ちの良い風が吹いていたのでゆっくり浸かることが出来ました。
休憩処には飲み物が用意されています。スーパードライのビールサーバまで！これももちろん飲み放題！！きんきんに冷えていて美味しかったです！！お風呂上りのビール最高！！
旬のお野菜とお魚を堪能できる夜ご飯！！
大浴場近くにあるダイニング「蔵」でいただきます。全室個室なのでお部屋食と変わらないですね。
食前酒として杏酒をいただきました。前菜は全体的に夏を感じる食材です。
次にお椀。和風ミネストローネ！和風とは…？？？とはなりましたが美味しかったです。
お造りはアオリイカ、勘八、カジキ鮪、真鯛
メインの伊勢海老。最後の力を振り絞って動いていました。一瞬で食べ終わってしまいました。
こちらは和牛。柚子胡椒との相性が良かったです！
オクラ饅頭
お口直しのシャーベット
丸茄子煮卸し餡掛け。器がおしゃれで美味しさを引き立ててくれます。
鯛真子土佐酢ジュレ掛け、新生姜の炊き込みご飯。鯛味噌がとっても美味しかったです！
最後は白桃プリン
どれも優しいお味で美味しかったです！お腹が空きすぎて食べるペースが異様に早かったのですが、こちらのペースに合わせてお料理を提供くださりました！それでも1時間45分くらいかかりました。
大浴場は意外と穴場？！
夕食後のお部屋。
ご飯後に温泉へ行こうとしましたが、私は想定より早く生理が来てしまったため行けなくなってしまいました…。なんでこんな時に限って…
友人によると貸し切り状態で思いっきり楽しめたとのこと。おそらく離れに宿泊している人はみんなお部屋の露天風呂を使っていて大浴場には来ていないのではないかと。
離れはそこそこお値段がするので、大浴場が混雑していないのであれば本館で十分だと思います。
客室風呂で温泉を楽しめることもありがたい！
大浴場へ行けなくなってしまった私はお部屋の檜風呂を使いました。こちらも温泉です！
※到着直後に撮影したものです。
蛇口をひねるとお湯が出てきます。温度調整も可能。大浴場と泉質が変わるかは不明です。
窓を開けると虫の音が聞こえ半露天風呂状態に。これはこれでありだなと思いました。
温泉宿に来ているのにお部屋でシャワーだけ、なんてことにならずに済んで本当によかったです。時期が怪しい時や、周期が不安定な方は客室温泉風呂があるお宿に宿泊することをおすすめします！
こちらの客室風呂のシャワーヘッド、Refaでした！ポイント高いです！
朝も空いている大浴場
昨日から入れ替えになった大浴場。またまた友人の話によると6時半頃で貸し切り状態だったとのこと笑 やっぱり離れじゃなくてよかった。
私は朝もお部屋の檜風呂でのんびりします。ホーホケキョと鳥のさえずりを聞きながらお風呂に浸かるのはいいものです♪
おかずたくさん！伊勢海老のお味噌汁に焼き魚と充実した朝ごはん
旅館の朝ごはんあるある、ご飯を食べすぎてしまうやつです。
お味噌汁は昨晩の伊勢海老をつかったもの！少しだけ身が残っており食べることもできました！美味しい。
焼き魚は2種類。鯖と鮭です。どちらも脂がのっていました！朝から焼き魚を食べることが出来るって幸せですよね。
食後に珈琲や紅茶、ジュースをいただけます。
朝ごはんをたっぷりいただいてお部屋でごろごろしてチェックアウトです。
本来11時がチェックアウトですが、11時51分安房小湊発東京行きの電車に乗る方は11時半まで滞在してもよいとのこと。
私たちは周辺の観光地まで送っていただきたかったことに加えて、他のお客さんが11時発の車を先に予約されていたようなので少し早めの10時40分チェックアウトとなりました。予定が決まっていれば早めに車のお願いをしたほうがよさそうです。
チェックアウト時にペットボトルのお水を2本いただきました。この日は暑かったのでとともありがたかったです！
安房小湊駅周辺の観光スポットはほとんどない
安房小湊周辺の観光スポットとして有名な「誕生寺」へ行きました。
とても立派な造りのお寺です。Googleでの評価も高いです。
しかしあまりお寺に興味のない我々は15分もいればお腹いっぱいになってしまいました。
近くに遊覧船乗り場もありましたが、あまり興味がなく海沿いをお散歩しました。
足湯があったので入ってみました。宿の温泉と違って熱い！！2分で足が真っ赤になりました。
いよいよ何もなくなりました笑
11時51分の電車で帰ろうかと考えましたが、駅まで少し距離がありぎりぎり間に合わなさそう。東京都は逆方向の鴨川へ行って、鴨川シーワールドから出ているバスで帰ることも検討しましたが時間が微妙。もういい、鈍行で帰ろう！となり12時44分発の外房線で帰ることにしました。いつの間にか爆睡していたのであまり長く感じませんでした。
よく計画を立ててから行くべき！緑水亭！
安房小湊駅に停車する電車の本数が非常に少ないため公共交通機関で向かう際はある程度調べて計画したうえで向かうべきだと思いました。
私たちの結論としては
・安房小湊駅周辺で観光するならチェックイン前
・チェックアウト後そのま帰宅するなら11時51分発に乗車することを早くに決めておき、チェックアウトの時間を遅くする
・朝ごはんを食べてもお腹に余裕があるようであれば近くのご飯処に寄って房総のお魚料理を満喫して14時15分発の特急で帰る
・水族館に興味があるようであれば鴨川シーワールドへ行き高速バスで帰る
ことが良いのではないかとなりました。
旅の最後はぐだぐだになってしまいましたが、それでもまた行きたい！！と思えたのはお宿の雰囲気の良さとご飯が美味しかったからだと思います。
まだ海外の方には知られていない穴場の温泉。自然の中でのんびり過ごしたい方にとてもおすすめのお宿です。ぜひ訪れてみてください。
宿泊費：27,690円/人(全国旅行支援を利用)
交通費：5,840円
合計：33,530円
