グラナダはアンダルシア地方のある都市。
マドリードやバルセロナより南に位置しています。
グラナダはかつてイスラム王朝の首都であったため、スペインでありながらイスラムの文化・モロッコのような雰囲気を感じることの出来ます。
グラナダの観光地はコンパクトにまとまっており、1泊すれば十分に見どころを周ることができました。
今回は2023年8月に一人でグラナダを訪れた際に実際に周ったルートをお伝えします。
有名な観光スポットを確実に周りたい方、ひとり旅での過ごし方を検討されている方におすすめです。
<旅行時期:2023年8月>
- 7:00 マドリードから電車(Renfe)でグラナダへ
- 11:45 グラナダ駅からは徒歩で市街地へ
- 12:20 ホテルチェックイン
- 13:00 グラナダを訪れる日本人は必ず訪れるべき!日本語情報センター
- 13:15 グラナダの街歩き
- 13:25 タパスが無料?!グラナダバル巡り Boabdil Restaurante
- 14:00 絶景を眺めることができるサンニコラス展望台
- 14:45 絵画が美しいグラナダ大聖堂
- 15:30 シンプルなのに絶品!グラナダバル巡り Avila Tapas II
- 20:40 洞窟でのフラメンコ鑑賞とアルハンブラ宮殿のライトアップ
- 2日目 8:00 世界遺産アルハンブラ宮殿とヘネラリフェ
- 12:10 昼間からのお酒は最高! グラナダバル巡り③
- 16:00 グラナダからバルセロナへ
- 真夏のグラナダはその時に開いているお店で楽しむ!
7:00 マドリードから電車(Renfe)でグラナダへ
グラナダには国際線空港がないため、バルセロナやマドリード等のスペインの都市から飛行機・特急電車・バス等を利用し向かう必要があります。
私はマドリードから特急電車Renfeを利用しグラナダへ。朝7時に出発し3時間42分後の10時42分にグラナダに到着予定でした。
しかし途中線路工事があり予定の1時間遅れで到着。
11:45 グラナダ駅からは徒歩で市街地へ
グラナダの駅周辺にはお店等はありません。
市街地まで歩いて30分ほどで向かうことが出来るようだったので、歩いて向かいました。日陰が少ないためとても暑く、坂も多かったので体力に自信のない方はタクシーを利用されると良いと思います。ただ歩いていると日常の風景を垣間見ることができるため、徒歩移動がおすすめです!
12:20 ホテルチェックイン
市街地の大通りから1本入ったHotel Palacio de Los Navasに宿泊します。
飲食店が立ち並ぶ通りにあるため、はじめは見逃してしまいました。チェックイン時間前でしたが、お部屋に案内してくださりました。
ホテルで少し休憩し街へ出かけます。
13:00 グラナダを訪れる日本人は必ず訪れるべき!日本語情報センター
「日本語情報センターって何??」と思われた方も多いと思います。私も最初は怪しいところではないかと疑っていました。
ですが利用してみると最高でした!日本語情報センターではグラナダでのツアーやアルハンブラ宮殿のチケット予約を代行してくれます。また荷物の一時預かりもしてくださります。
私は事前にフラメンコ鑑賞のツアーの予約をお願いしていたので、チケットの引き取りに伺いました(32€現金払い)。集合場所等の説明をいただいた後、おすすめのバルを教えていただきました。
日本人におすすめのお店、夏は営業をおこなっていないお店等を記したマップをいただくことができ、とても重宝しました。
何かあった時に日本語で助けを求めることが出来る場所がここにある、とわかっただけでも心強かったです。グラナダを訪れた際には利用されることを強くおすすめします!
13:15 グラナダの街歩き
日本語情報センターが面しているレジェス・カトリコ大通りからスタート。すぐ脇に市役所があります。日本の市役所とはイメージが違いますね。とても素敵な外観です。数分歩くと噴水に囲まれたイサベル女王の銅像があります。反対側には素敵な建物が。建物一つ一つ見とれてしまい、なかなか進みません。また少し歩くとヌエバ広場に着きます。観光の中心地のような場所で、周辺にはバルやお土産屋さんがたくさんあります。
13:25 タパスが無料?!グラナダバル巡り Boabdil Restaurante
ヌエバ広場から路地へ入り、はじめの目的地「Boabdil Restaurante」へ。ここはグラナダ情報センターでおすすめされたバルです。赤ワイン(3€)をオーダー。すると1分後くらいに「タパス」が出てきました!グラナダではドリンクをオーダーするとタパスが無料で提供されるのです!
サクッと1杯だけ飲み、タパスを食べお店を出ました。それでもOKなのがグラナダです!ひとり旅向けでもありますね!
14:00 絶景を眺めることができるサンニコラス展望台
坂道をのぼりながら眺めの良い展望台へ向かいます。急坂ではないのでのんびり建物を見ながら歩けます。10分ほどでサンニコラス展望台に到着。世界遺産のアルハンブラ宮殿が目の前に広がります。またグラナダの街を眺めることができます。展望台自体は小さく人も多いので混雑していますが、のんびりと過ごすことが出来ました!市街地に戻る際はルートを変え、アラブ人街にヌエバ通りを歩きました。モロッコを彷彿させるような絨毯にミントティやお菓子が売られています。
14:45 絵画が美しいグラナダ大聖堂
外観が美しかったの中を見学することにしました。拝観料5€。建築様式や美術については全く詳しくないのですが、重厚感がありとても綺麗でした。入ってよかったです。
15:30 シンプルなのに絶品!グラナダバル巡り Avila Tapas II
行きたいお店がことごとく夏休みだったため、Gooleで評価の高かったバル「Avila Tapas II」へ向かいます。ヌエバ通りなどの観光地から少し離れているためか、ローカルの方が多い印象。
こちらは飲み物を頼めば勝手にタパスが出てくる仕組みではありません。メニューから選ぶ必要があります。どうすればよいかわからず途方に暮れていたところ、近くにいらしたおじさまがおすすめを教えてくださりました…!何がなんだかわからないままオーダー。チキンのハーブ焼のようなものが出されました。これがとっても美味しい!ただハーブがかかっているだけではなく、何かの味がついているのですがわからず…
ぜひ現地で食べてみてください。料金はビール代のみ2.8€でした。
近くのスーパーでビール0.7€とイベリコのハム1€をゲット。ホテルで休憩がてらいただきます。1€のハムがとっても美味しい!日本では絶対にこの価格で味わえないです。安すぎる!
20:40 洞窟でのフラメンコ鑑賞とアルハンブラ宮殿のライトアップ
ツアーの集合場所からフラメンコ鑑賞のお店までバンで向かいます。参加者は8名くらい。お店まではあまり距離はありませんが、人通りが多い狭い道を抜けていくため10分ほどかかりました。お店の前は人でごった返しています。ツアーなので行列を横目に店内へ。ワンドリンク付きのため、サングリアをオーダー。ツアー参加者全員サングリアでした笑フラメンコショーは洞窟の中で行われます。距離が近く迫力がありました。とても力強くステップを踏み、髪の毛を振り乱し…想像と異なり驚きました。あっけにとられた1時間強でした。
ショーの後は再びバンに乗り日中に行ったサンニコラス展望台からの夜景観賞です。ライトアップされたアルハンブラ宮殿は幻想的でした。その後ホテル近くまで送ってもらい解散です。23時ですがまだまだ皆さん楽しそうにお食事を楽しんでいます。人の多さにびっくり!治安が悪いとは感じませんでしたが、女性ひとり旅なので念には念を入れ急ぎ足でホテルへ戻りました。
2日目 8:00 世界遺産アルハンブラ宮殿とヘネラリフェ
ホテルをチェックアウトし荷物を預かってもらいます。
アルハンブラ宮殿まで歩いて向かいます。アルハンブラ宮殿の入場チケットは事前に公式HPより3か月近く前に購入済み。繁忙期の場合当日はもちろん、直前でもチケットを買うことが出来ないようなので、予定が決まったタイミングでチケットを購入したほうが良いと思います。
グラナダの夜は遅いからか、8時過ぎは人通りが少ないです。宮殿内を進み、1番の名所「ナスル宮殿」へ。このナスル宮殿への入場は時間指定制。ナスル宮殿までも美しい景色が広がり色々見ていると時間が経ってしまいます。余裕をもって向かわれることをおすすめします!
ナスル宮殿、ヘネラリフェとじっくり見て回りました。事前にグラナダを舞台にした小説「アルハンブラ物語」を読んでいたので、ここがあの場所か!とわかることもありました。小説を読んでから向かうとより楽しめると思うので、行きの飛行機の中で読んできてはいかがでしょうか?!
12:10 昼間からのお酒は最高! グラナダバル巡り③
アルハンブラ宮殿に3時間ほど滞在した後は市街地でバル巡りです。
1軒目 Los Diamantes
観光客で込み合っていたので入ってみることに。こちらの無料タパスはフリット。1回目は白身魚、2回目は海老でした。大きめな岩塩がたくさん振りかけてあり、非常にしょっぱい…いまいち。周りの方が食べていたタコも頼んでみましたがこちらもしょっぱい。ビール2.8€、ワイン3.8€、タコ14€と観光地価格。おすすめはしないです。
2軒目 Leon
アヒージョが有名なLeonへ。タパスはパエリア!アヒージョは…日本でも食べることが出来そう。ビール2.3€、アヒージョ9€ただ店員のおじさまが優しく素敵な時間を過ごすことが出来ました。お口直し Heladería Los Italianos
しょっぱいもの続きだったので、昨晩観光客で賑わっていたアイス屋さん「Heladería Los Italianos」へ。
「モスト ポピュラーワン プリーズ」と伝えたところ、イチゴのケーキのようなアイスを用意してくれました。程よい甘さで美味しかったです。観光地ど真ん中であるにもかかわらずお値段も良心的、2.9€。
16:00 グラナダからバルセロナへ
ホテルで荷物を受け取りバスでグラナダ空港へ向かいます。バス停はアイス屋さんの近く。大きな荷物を持った人がたくさんいるのでなんとなくわかります。
数十分バスに揺られ空港へ。グラナダ空港はとても綺麗でした。小さな空港ですが制限エリア内にはカフェやお土産屋さんもありました。少し早く着いても退屈はしないと思います。
搭乗口から飛行機まではバスに乗るほど遠くなく、歩いて搭乗。LCCのvueling航空でバルセロナへ向かいます。約1時間半のフライトです。
真夏のグラナダはその時に開いているお店で楽しむ!
グラナダはとてもコンパクトな街です。1泊2日あれば十分に楽しむことができました。
アルハンブラ宮殿入場チケットの事前購入はマストです!
ドリンクを頼めば無料タパスが提供されるシステムはひとり旅にはありがたいです!好き嫌いが多い方にはありがた迷惑かもしれないですね。
8月のグラナダは事前に調べていたお店がほとんど閉まっており、不完全燃焼(お店のHPにも休みとは書いていない…)
なので行ったその時に開いているお店で楽しもう!と割り切って向かわれるといいと思います。事前に調べる時間がもったいないですし。
バルセロナやマドリードとは違う雰囲気ののどかな街グラナダ。ひとり旅におすすめです!